2020.02.12日本酒を楽しもう

日本酒を楽しもう!基本の飲み方からツウなアレンジを紹介

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日本酒を注ぐ徳利とお猪口種類や飲み方のバリエーションが豊富な日本酒は、今や日本文化として海外の方にも人気があります。

しかしながら、種類が豊富なことでかえって何を選べば良いかわかりにくいことや、飲みにくそうといった先入観から、日本酒の楽しみ方がわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 
今回は日本酒の楽しみ方を知るために、日本酒の種類や飲み方についてご紹介します。
 
これまで日本酒を嗜んだことのない方、初心者の方も日本酒への知識を深めることで、自分なりの楽しみ方を発見していただけるかと思います。

日本酒とは

日本酒が注がれるもっきりそもそも日本酒とはどのようなものかご存知でしょうか?日本酒は、酒税法では以下のように要件が指定されています。

  1. 原料にお米を含むこと
  2. 「こす」という工程を含むこと

日本酒は、世界に誇る日本文化として日本はもちろんのこと、で親しまれています。

日本酒の種類について

日本酒の特定名称酒(麹米の割合が15%以上で味わいの豊かな日本酒のこと)は、原料や製造方法などの要件により8種類に分類されています。

種類の特徴を大きく分類した場合、原料に醸造アルコールを使用する本醸造系は豊かな風味や香り、醸造アルコールを使用しない純米系は米の旨みを活かしたマイルドな味わい、といった特徴の違いがあります。

 
8種類については、要件が規定されているのでそれぞれの名称とともに紹介します。

吟醸酒

吟醸酒は、米・米麹・醸造アルコールを原料とし、精米歩合が60%以下のものを指します。精米歩合とは、玄米の表面を削り取って残った米の割合のことです。また、吟醸酒には「固有の香味及び色沢が良好なもの」という要件があります。

大吟醸酒

大吟醸酒も吟醸酒と同じく、米・米麹・醸造アルコールを原料としています。吟醸酒との違いは、精米歩合が50%以下であることです。色沢が特に良好です。

純米酒

純米酒は米と米麹を原料とする日本酒で、「香味及び色沢が良好なもの」を指します。純米酒は精米歩合についての要件は特にありません。

特別純米酒

特別純米酒は米と米麹を原料とし、精米歩合が60%以下もしくは特別な製法で造られた日本酒を指します。特別な製法により「特別純米酒」とするには、製法について明記する必要があります。

純米吟醸酒

純米吟醸酒は、特別純米酒と同じく米と米麹を原料とし、精米歩合が60%以下の日本酒を指します。原料・精米歩合の要件は同じで、明確な定義の違いはありません。

純米大吟醸酒

純米大吟醸酒は、特別純米酒と同じく米と米麹を原料とし、精米歩合が50%以下の日本酒のことです。

本醸造酒

本醸造酒は、米・米麹・醸造アルコールを原料とし、精米歩合が70%以下の日本酒を指します。

特別本醸造酒

特別本醸造酒は、米・米麹・醸造アルコールを原料とし、精米歩合が60%以下、もしくは特別な製法の日本酒を指します。

 
日本酒の定義と、種類についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

日本酒の基本の飲み方

日本酒が入ったお猪口バリエーション豊かな日本酒の味わい方を楽しむには、基本の飲み方から押さえていくと良いでしょう。温度や酒器の違いからさまざまな飲み方を楽しめます。

温度で楽しむ

日本酒の魅力の一つに幅広い温度(5℃~55℃)でおいしく飲める点が挙げられます。温度によって味わいの違いがあるので、好みの飲み方を見つけるのも日本酒の楽しみの一つです。

冷酒で楽しむ

冷酒は、冷やした日本酒のことです。日本酒は冷やすと味わいがシャープに引き締まります。軽快でなめらかなタイプの爽酒(本醸造酒など)や香り高い薫酒(吟醸酒・大吟醸酒など)は冷酒で楽しむのがおすすめです。

 
冷酒は、さらに温度によって以下のように細かく分類されます。

  • 雪冷え(5℃)・・・器に結露ができるほどキンキンに冷やした温度です
  • 花冷え(10℃)・・・冷蔵庫から取り出してすぐの温度です
  • 涼冷え(15℃)・・・冷蔵庫から取り出して、少し時間を置いた時の温度です

冷や(常温)で楽しむ

日本酒の「冷や」と言えば常温のことです。20℃~25℃程度で、口に含んだ時にやや冷たく感じる程度の温度です。冷酒と燗酒の中間的な味わいを感じられます。

長期熟成したものや純米酒などの日本酒の風味や米の旨みなどを味わいたい時には、冷酒よりも冷やがおすすめです。

ぬる燗で楽しむ

日本酒を温めると、日本酒の豊かな香りが際立ちます。温めて飲む日本酒のことを燗酒と言いますが、中でも40℃以下の低めの温度のものを「ぬる燗」と言います。

ぬる燗はまろやかな香りと旨みを楽しむことができるので、純米酒によく合います。また、吟醸酒などの香り高いタイプもぬる燗で楽しめますが、甘みと酸味の両方が感じられるので、好みや状況に合わせて楽しみましょう。

 
ぬる燗も以下のように細かく分類されています。

  • 日向燗(30℃)・・・冷たさも熱さも感じないほどの温度で、ほんのりとお酒の香りや風味が感じられます
  • 人肌燗(35℃)・・・柔らかでマイルドな味わいが感じられます
  • ぬる燗(40℃)・・・器を持った時に「ぬるい」と感じられる程度の温度です。お米の香りや風味が引き立ちます。

熱燗で楽しむ

さらに温度を熱くするとより一層、お米の旨みと甘みが膨らみます。個性のある風味を存分に味わいたい時には熱燗がおすすめです。もし、風味が重い時や酸味が強く感じられる時には、少し時間を置いて温度を変えて好みの味わいを楽しむことができます。

 
熱燗も以下のように分類されています。

  • 上燗(45℃)・・・器を持つと温かいと感じられる程度の温度で、丸みのある風味や味わいが感じられます
  • 熱燗(50℃)・・・やや「熱い」と感じられるほどの温度です。香りがシャープに引き立ちます。
  • 飛びきり燗(55~60℃)・・・器が熱くて持てないほどの温度です。コクや香りが強いタイプのお酒が飲みやすくなります

酒器を楽しむ

「和食は舌と目で楽しむ」などと言われますが、日本酒についても同じことが言えます。酒器にこだわることで、さらに味わいを楽しめます。

器の素材、形状

酒器の素材や形状の違いによって日本酒の味わいや使い勝手が変わります。

ガラス・陶器・磁器など材質によって元々の酒器の温度や日本酒の温度変化の仕方に違いが出ます。また、形状によって日本酒が空気に触れる面積が変わります。こうした要因によって、味わいの変化が感じられるかと思います。

ワイングラスで香りを楽しむのもおすすめ

最近はワイングラスで日本酒を飲む方も増えています。例えば、香りの高いタイプの薫酒は、ワイングラスを使用すると豊かな香りをしっかりと感じられます。

升で飲む「盛りこぼし」

「盛りこぼし」(「もっきり」とも呼ばれます)は、升の中に置いたグラスに並々と日本酒を注ぐ飲み方です。盛りこぼしは江戸時代から伝わる飲み方で、祝いの席などで振舞われています。

 
盛りこぼし(もっきり)についてはこちらの記事でも紹介しているので、興味のある方はぜひご覧ください。

その他のツウな飲み方

日本酒には、ツウ好みの飲み方もあります。

みぞれ酒(家庭では凍らせてシャーベット状にするのがお手軽)

バーや居酒屋などで提供されるみぞれ酒は、注いだ瞬間にグラスの中でシャーベット状に凍る日本酒です。口当たりが冷たくて、暑い夏にぴったりの飲み方です。

みぞれ酒は、家庭用の冷蔵庫でも作ることができます。日本酒を注いでラップをかぶせたグラスを、時々かき混ぜながら4~5時間冷凍庫に入れておくと、シャーベット状に仕上がります。

オン・ザ・ロックで飲む

グラスに氷を入れて冷酒を注ぐ飲み方がオン・ザ・ロックです。オン・ザ・ロックも爽やかでスッキリした味わいが魅力です。

日本酒カクテル

日本酒初心者の方でも親しみやすいのが、日本酒をベースのカクテルではないでしょうか?例えば、スッキリした味わいが魅力のサムライロック(ライムなどの青い柑橘類の半切りもしくはジュースと本醸造酒などをブレンドしたもの)や抹茶のリキュール酒(抹茶小さじ2~3と純米酒をブレンドしたもの)など様々な組み合わせができるので、好みのテイストを見つけるのも楽しいでしょう。

日本酒初心者におすすめの飲み方

桜と日本酒種類も飲み方もバリエーションに富んでいる日本酒は、初心者の方にとっては逆に「どの飲み方が自分に合っているのかわからない」と感じられてしまうかもしれません。そこで、初心者におすすめの飲み方を紹介します。

フルーティなものが多い吟醸酒がおすすめ

吟醸酒は低温でゆっくり発酵させ香りをもろみに閉じ込める「吟醸造り」という製法が用いられています。ですので、「吟醸香」というフルーティな香りと味わいを特徴としています。華やかな甘みが感じられるので初心者や女性にもおすすめの日本酒です。

バニラアイスにかける

バニラアイスに吟醸酒や純米酒をソースのようにかけて、「和風アフォガート」として楽しむこともできます。まったりとしたバニラアイスの甘味がスッキリして、芳醇でスッキリした味わいに変化します。

レモンやライムなどの柑橘類を絞る

日本酒は酸味がやや弱いものが多いので、特に冷酒で楽しむ際にはレモンやライムを絞って酸味を補います。ライムを絞ったロックは、「サムライロック」という名称で親しまれています。

ソーダで割る「日本酒ハイボール」

日本酒とソーダを1対1でブレンドすると、スッキリした味わいが魅力の日本酒ハイボールになります。レモンやライムを使って酸味をプラスするのもおすすめです。爽やかでスッキリした味わいが楽しめます。

日本酒を楽しむためには「和らぎ水」も大切

冷たい水日本酒はアルコール度数が高めであるにもかかわらずストレートで飲むのが一般的なので、「和らぎ水」も大切です。

和らぎ水とは、日本酒の合間に飲む水のことです。水の銘柄についての指定はありませんが、おいしい水であることが条件です。

洋酒では「チェイサー」と呼ばれています。

「和らぎ水」のメリット

和らぎ水には、以下のメリットがあります。

深酔いを防ぐ

和らぎ水によってアルコール濃度を下げられゆっくりと酔えることや飲みすぎを抑えられることから深酔いを防ぐ働きがあります。

次の一口がおいしくなる

水で口の中をリセットする働きにより、料理やお酒の味をはっきりと味わえるようになります。

脱水症状を防げる

アルコールには脱水作用があるため、飲みすぎてしまうと脱水症状を起こしてしまうことがありますが、和らぎ水によって水分補給をすることができます。

 
「和らぎ水」についてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。

沢の鶴 人気の日本酒ランキングTOP3

実際に、どんな商品が人気なのか気になる方も多いのではないかと思います。
 
ここでは、沢の鶴で人気の日本酒ランキング上位3選を紹介します。

3位 特別純米酒 実楽山田錦

「特別純米酒 実楽山田錦」は、特A地区兵庫県三木市吉川町実楽で栽培された山田錦を100%使用した特別純米酒です。山田錦は、毎年開催される全国新酒鑑評会で常に高い評価を受ける日本酒に最も適したお米の一つです。

あえて70%の精米歩合とし、手間ひまかけた生酛造りならではのキレのある旨みと、きめ細かな口当たりが特長です。
 

特別純米酒 実楽山田錦 720ml
  • 特別純米酒
  • 沢の鶴オススメ
  • 大瓶、小瓶有り

特別純米酒 実楽山田錦 720ml

特A地区産山田錦100%使用。純米酒本来の旨みに、芳醇な香りとキレの良さが特長の日本酒。

アルコール分
14.5度
のみごろ温度
【冷】15℃(涼冷え)、【燗】35℃(人肌燗)~40℃(ぬる燗)

 
沢の鶴公式サイトで特別純米酒 実楽山田錦を見る
 

2位 米だけの酒

「米だけの酒」は、その名称の通り、醸造アルコール・糖類・酸味料を使わず米、米麹、水のみで造られた100%無添加の純米酒です。

心地よい旨味があって、飲み飽きしないやさしいお酒なので、晩酌やお料理など日常的に楽しめる日本酒です。

また、日本で今、最も売れている純米酒ブランドでもあります。【インテージSRI調べ純米酒(特別純米酒含む)2018年10月~2019年9月累計販売金額(全国スーパーマーケット/CVS/酒DS計)】
 

米だけの酒パック 1.8L
  • 純米酒
  • 料理酒にも♪
  • 小サイズパック有り

米だけの酒パック 1.8L

米一粒一粒の力が生きています。こだわりと値ごろ感をあわせもった純米酒。

アルコール分
14.5度
のみごろ温度
【冷】15℃(涼冷え)、【燗】45℃(上燗)、50℃(あつ燗)

 
米だけのお酒ブランドサイト
 

1位 純米酒 山田錦

「純米酒 山田錦」は、副原料を一切使わず米と米麹だけ(国産の山田錦を55%使用)で造ったお酒です。お酒の質を決める麹に特にこだわって造られており、玄米の35%を削って中心の65%のみを麹米として使用しています。

山田錦の良さが活かされたコクとキレのあるきめ細かで上質な輪郭をもつ味わいが魅力です。

冷や(15℃程度)では上質で穏やかな香りとやや辛口で品の良い旨みが、燗(45℃~50℃)ではバランスの良い旨みとなめらかな味わいが楽しめます。
 

純米酒 山田錦300ml
  • 純米酒
  • 沢の鶴オススメ
  • 中瓶、大瓶有り

純米酒 山田錦300ml

醸造アルコール・糖類・酸味料なしの自然志向の純米酒

アルコール分
14.5度
のみごろ温度
【冷】15℃(涼冷え)、【燗】45℃(上燗)~50℃(あつ燗)

 
沢の鶴公式サイトで純米酒 山田錦300mlを見る
 

まとめ

種類や飲み方のバリエーションが豊富な日本酒は、温度や酒器の違いなどを知ることでご自身に合った飲み方ができます。

初心者の方は、吟醸酒などフルーティで飲みやすい日本酒を選んだり、バニラアイスや柑橘系のフルーツと一緒に楽しむなどの工夫をしたりすることで、手軽に親しみやすい味わいを楽しむことができます。

また、人気の日本酒TOP3を紹介しているので、どれを選べば良いかわからない方は、ランキングに載っているお酒から選ぶのもおすすめです。

沢の鶴のお酒についてはこちら

沢の鶴はおかげさまで創業三百年

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酒みづき編集部

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