日本酒に合うおつまみ・料理は?日本酒と料理の相性を知ろう!
おいしい日本酒を、おいしいおつまみ・料理と一緒に楽しむ至福の時。せっかくなら、日本酒の種類ごとに合うおつまみや料理の選び方を知っておきませんか?日本酒との相性が分かれば、合わせるおつまみや料理の幅も広がります。今回は、日本酒とおつまみ・料理の相性や調味料との関係についてご紹介します。
Contents
日本酒に合うおつまみ、料理とは?
日本酒に合うおつまみ・料理というと、まずは和食、おでんなどのだしが効いた料理や、スルメや塩辛などの珍味を思い浮かべるでしょう。それらはどの日本酒にも比較的合わせやすいおつまみといえます。しかしそれだけでなく、日本酒はさまざまな料理と相性のよさを発揮します。それは、肉料理や洋食・中華、タイなどのアジア料理、菓子などジャンルを問いません。
日本酒は種類によって、香り、旨味とコク、苦味、甘味、酸味などが違うため、マッチするおつまみ・料理も違ってくるのです。お気に入りの日本酒を楽しむなら、その日本酒にベストマッチするおつまみ、料理を選んでみませんか?
日本酒と料理の相性
日本酒の香り・味わいに合わせる
日本酒は、香り・味わいの特徴ごとに薫酒(くんしゅ)・爽酒(そうしゅ)・醇酒(じゅんしゅ)・熟酒(じゅくしゅ)」という4つに分類できます。
薫酒(くんしゅ)は、吟醸酒や大吟醸酒などのフルーティで華やかな香りを特徴とする日本酒です。香りが特徴的で飲み口はスッキリとしているため、素材の味わいを生かしたおつまみ・料理が合います。白身の刺し身、おひたし、魚介のカルパッチョや酒蒸し、八宝菜など。
爽酒(そうしゅ)は、文字通り爽やかでスッキリとした味わいが特徴で、香りは比較的穏やかな本醸造酒、生酒などです。おつまみや料理は他の3種よりも合わせやすいといえますが、特に素材に甘味のある、やさしい味わいのものがぴったりです。例えば、湯豆腐やシューマイ、茶わん蒸しなどです。
醇酒(じゅんしゅ)は、純米酒や生酛(きもと)系など、米の旨味が味わえるタイプの日本酒です。味わいがしっかりしているものが多いため、コクのある煮魚や、濃い味付けの肉料理、チーズ、バターやクリーム系の料理と合わせるとよりおいしく味わえます。
熟酒(じゅくしゅ)は、長期間貯蔵することによって深く濃醇な香りと味わいを引き出した古酒が当てはまります。力強い味わいのため、脂の多い料理や味の濃いおつまみなどを合わせても負けません。豚の角煮やフォアグラ、北京ダックなど、こってりした味わいの料理とも調和します。
日本酒の温度に合わせる
日本酒は温度を変えて楽しめるお酒のため、香りや味わいだけでなく、温度に合わせるのも素敵な楽しみ方です。
キリッと冷やした冷酒や、氷を入れたオン・ザ・ロックには、よく冷えたお刺し身や冷奴などを合わせると調和の取れた味わいになります。温度が低いと清涼感が際立つため、酢の物やピクルスなど酸味のあるおつまみも合うでしょう。
燗酒は、おでんや煮込み料理、焼き物などあたたかいおつまみとマッチします。
また、冷や(常温)や燗酒は、温度があるぶん爽快感よりも旨味が引き出されます。そのため、旨味の凝縮した干物や燻製などのおつまみもぴったりです。
日本酒と調味料の相性
日本酒が和食に合う理由のひとつとして、和食の基本となる旨味成分のアミノ酸が、日本酒にも含まれていることがあげられます。しょうゆや味噌、また鰹節、昆布などのだしとなる調味料全般と相性が良いのです。
日本酒には酸が含まれるため、酢やマヨネーズとも好相性です。
日本酒のなかでも、旨味のある純米酒は、旨味を引き出す調味料とより合わせやすいといえます。
また、わさびやしそ、にんにく、柑橘類など主張の強い薬味の場合、吟醸酒や本醸造酒よりも、純米酒のしっかりした味わいが合うでしょう。
おわりに
日本酒はその種類によって香りや味わいの特徴が違います。種類ごとの特徴に合わせたおつまみや料理の選び方を知っておくと、よりおいしく日本酒を楽しめます。とはいえ、さらに産地や銘柄によって香りや味わいは異なるため、相性も一概にはいえません。あっと驚くマリアージュに出会えるのも、また楽しみのひとつといえるでしょう。
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
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