公開日: 日本酒を知ろう

日本酒の一合の量は何ml?一合あたりのカロリーやアルコール量なども分かりやすく解説

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おちょこと徳利日本酒の量を表す言葉で使われるのが「合(ごう)」です。日本酒の一合は、飲食店などでもよく耳にするかもしれません。しかし、一合とはどのくらいの量なのか?自分にとって飲みやすいのか?など気になる方も多いのではないでしょうか。中には日本酒一合のカロリーや糖質が気になる方もいるかもしれません。

そこで今回は、日本酒一合の量やカロリー、アルコール量などを分かりやすく解説します。

日本酒の一合の量はどのくらい?

日本酒の量を表す言葉として「一合」という言葉があります。日本酒の一合の量を他の単位と一緒に解説します。

一合の量は「180ml」

もともと「合」は、長さを表す「尺」や重さを表す単位である「貫」とともに尺貫法で定められた単位の1つです。尺貫法は中国が起源の計量法で、701年の大宝律令から使われていたといわれています。今では馴染みがある「メートル」や「リットル」などを用いるメートル法が導入されるまでは、この尺貫法が使用されていました。

 

そんな歴史を持つ「合」という単位ですが、一合あたりの量は「180ml」です。一合の他にも一勺、一升、一斗、一石といった単位があります。

 

「一勺(いっしゃく)」は、一合の10分の1の量で18mlです。「一升(いっしょう)」とは十合分の量を指す単位で、1800ml。一升瓶は、ここから来ています。

さらに一升の10倍である十升(18L)にあたるのが「一斗(いっと)」という単位です。一斗の10倍の量の180Lは「一石(いっこく)」という単位が使われます。

おちょこや徳利だと何杯分?

おちょこでは、おちょこだと一合は何杯分になるのでしょうか。

 

おちょこのサイズ単位では勺が使われ、1勺おちょこをはじめ、いろいろなサイズがあります。一般的によく使われているものは、1杯あたり2勺(36ml)、または2勺半(45ml)のものです。2勺のおちょこであれば5杯程、2勺半のおちょこであれば4杯程で、一合の量となります。

 

徳利は1本で一合とされていますが、居酒屋などで頼んだ場合は180ml入っているとは限りません。中には、八勺(150ml)で提供しているところもあります。

きっちりと180ml飲みたいなら、正確に180mlの日本酒が入っていることを表す「正一合」と表記されているかチェックしましょう。

日本酒の一合あたりのカロリーと糖質は?

日本酒の原料はお米なので、日本酒はカロリーが高く、糖質が多い印象を持っている方もいるのではないでしょうか。

ここでは日本酒一合のカロリーと糖質を、他の食べ物やお酒と比較してご紹介します。

 

日本酒一合(アルコール度数:約15度)あたりのカロリーは「約184kcal」とされている

種類や商品によって若干差がありますが、日本酒一合あたりのカロリーは約180kcalです。

ちなみに、茶碗1杯分のごはん(中盛り150g)のカロリーは約234kcal。ごはんを茶碗1杯分食べるよりもカロリーが低いことが分かります。

食パン1枚(6枚切り60g)は約149 kcalで、日本酒一合と比較するとやや低めです。しかし、食パンはバターをつけたりジャムを塗ったりすることでカロリーが上がります。そう考えると、日本酒はごはんやパンといった主食よりもカロリーが低めだということが分かります。

一合あたりの糖質は「約6.5g」とされている

日本酒一合あたりの糖質は約6.5gとされています。(※純米酒180mlの場合)

茶碗1杯分のごはん(150g)の糖質は約53.4g、食パン1枚(6枚切り60g)は約26.6gです。日本酒はお米からできていますが、ごはんと比較すると意外と糖質が低い印象をうけるのではないでしょうか。食パンと比較しても、日本酒のほうが糖質は控え気味です。

日本酒は太りやすい?他のお酒とカロリーを比較しよう

【180ml(一合)あたりのカロリー】

日本酒(純米酒):約184kcal

ビール(淡色):約70kcal

ワイン(赤):約122kcal

焼酎(乙類):約259kcal

焼酎(甲類):約365kcal

ウイスキー:約421kcal

缶チューハイ(レモン風味):約92kcal

では他のお酒のカロリーと比べてみたらどうなのか、気になりますよね。ここでは、一合(180ml)あたりのカロリーを比較してみました。食品成分表を参考にしているため、商品によってカロリーが異なる場合もあります。

 

180mlあたりのカロリー目安だと、日本酒は高く感じられるでしょう。

しかしカロリー数が低いビールでも中瓶(500ml)では約200kcalとなるため、一般的な飲酒量に換算すると日本酒が特段高いというわけではありません。

日本酒一合は酔う?他のお酒ではどのくらいの量になるの?

女性と日本酒日本酒は、アルコール度数が高くて酔いやすいと思うかもしれません。

ここでは、日本酒のアルコール量について解説します。また他のお酒の一合(180ml)あたりのアルコール量も記載するので、ぜひ見比べてみてください。

 

ちなみにお酒の純アルコール量は、「お酒の量(ml)×アルコール濃度/100×アルコール比重(0.8)」で算出することができます。日本酒一合の純アルコール量の目安は、「180ml×0.15(アルコール濃度15度)×0.8=21.6」で約22gです。

【180ml(一合)あたりの純アルコール量】

日本酒(アルコール度数15度):約22g

ビール(アルコール度数5度):約7g

ワイン(アルコール度数12度):約17g

焼酎(アルコール度数25度):約36g

ウイスキー(アルコール度数40度):約58g

缶チューハイ(アルコール度数7度):約10g

他のお酒の純アルコール量は下記の通りです。

 

ビールは、日本酒と比較して純アルコール量が少なく感じるかもしれません。しかし、ビールは中瓶サイズで500ml、純アルコール量は約20gです。中瓶1本で日本酒一合と同じくらいの純アルコール量となります。人によって酔いやすさは異なりますが、ビールの中瓶と同じくらいのアルコール量と考えると、日本酒一合はほろ酔い程度といえるでしょう。

日本酒の適量はどのくらい?

厚生労働省によると、節度ある適度な飲酒量を「1日平均で純アルコール量20g」としています。これは日本酒一合に相当するため、日本酒を適量で楽しむには一合がピッタリの量といえます。

ただし、一合はあくまでもお酒を楽しむ上での目安の量です。お酒に対して弱い・強いは個人差があります。お酒が弱いという方は、一合よりも少ない量で楽しむと良いでしょう。

一合でまったりと楽しめる人気の日本酒3選!

日本酒は一升瓶で販売されているイメージがあるかもしれません。しかし、実は飲みきりタイプの一合ボトルもあり、まったり日本酒を楽しみたい方を中心に人気を集めています。

沢の鶴でもお求めやすい価格で一合ボトルの日本酒を販売中です。ここでは、沢の鶴で販売しているおすすめの一合ボトルの日本酒をご紹介します。

SHUSHU Light(シュシュライト)180ml

日本酒はなかなか手に取りにくいイメージをお持ちの方もいるかもしれません。

SHUSHU Lightは、手に取りやすいボトルデザインを採用し、アルコール度数は低めの8.5度で、日本酒を気軽に楽しむことができます。香りもフルーティーで味わいもやさしい甘さなので、日本酒に挑戦してみたい方にもおすすめです。

SHUSHU Light(シュシュライト)180ml
  • 純米酒
  • 女性に人気

[沢の鶴]SHUSHU Light(シュシュライト)180ml

手に取りやすい軽やかなボトルデザイン、フルーティーな香りとやさしい甘さ、心地よいアルコール感を実現しました。

アルコール度数:
8.5度
飲みごろ温度:
10℃(花冷え)
数量

純米酒 たまには酔いたい夜もある 180ml

アルコール度数が17.5度と高めですが、たま酔いは「割って飲む」ことを楽しむために造られた日本酒です。ジュースやお茶などの飲料で割ることで飲みやすいアルコール度数に調整できます。

[沢の鶴]たまには酔いたい夜もある 180ml
  • 純米酒
  • 女性に人気
  • 割って美味しい

[沢の鶴]たまには酔いたい夜もある 180ml

がんばる自分に、ご褒美を。「たま酔い」は、割って楽しむ日本酒。

アルコール度数:
17.5度
飲みごろ温度:
10℃(花冷え)
数量

純米樽酒 180ml

日本酒の原点ともいえる樽酒を純米酒で仕込んだお酒です。おだやかな樽の香りがやさしく広がります。日本酒のコクを感じられる純米酒です。

[沢の鶴]純米樽酒 180ml
  • 純米酒
  • 樽酒

[沢の鶴]純米樽酒 180ml

おだやかな樽香がやさしく広がる純米酒。

アルコール度数:
14.5度
飲みごろ温度:
10℃(花冷え)、20~25℃(常温)
数量

 

おわりに

今回は日本酒の一合あたりの量やカロリー、アルコール量などを分かりやすく解説しました。

日本酒一合(180ml)は、ごはん1杯に比べて低いカロリーで糖質も低め。日本酒は180mlが適量とされていることから、日本酒の一合は気軽に楽しむのにピッタリだといえるでしょう。とはいえ、アルコールへの耐性は人によって異なるので、無理のない範囲で楽しんでみてください。

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沢の鶴株式会社 酒みづき編集部
沢の鶴の日本酒がもっと好きになるWEBメディア『酒みづき』。

1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。

沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。

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