2021.03.10日本酒を知ろう

御神酒(おみき)とは?使用されるお酒やいただいたお神酒をどうするかについて紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

御神酒初詣や厄除けなどで神社に訪れた際にいただくことのある御神酒(おみき)は、本来は神事などで神に捧げるためのお酒です。御神酒は初詣や厄除け以外でも、結婚式や地鎮祭などでも使用されます。

 

この記事では、御神酒とはどんなお酒なのか、使われているお酒の種類などをご紹介します。また、御神酒をいただいたものの、そのままにしている方のために、御神酒のいただき方なども合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

御神酒ってどんなお酒?

御神酒(おみき)とは、神様にお供えするお酒のことで神社や神棚でお供えする神饌(しんせん)のひとつです。

神饌とは、神前に供えるお酒や食べ物のことで、お餅や魚、野菜や塩などがあります。

 

祭礼などでは御神酒を神前にお供えし、祭礼の終了時にお供えした御神酒をいただくのが一般的な流れとなっています。

神様にお供えして霊の宿った御神酒をいただくことによって、ご利益があるとされ、日本では太古から行われてきた儀式の一つです。

 

一説によると、御神酒という漢字は同じでも、神様にお供えするときは「ごしんしゅ」と読み、その後に振る舞われるときに「おみき」と呼ぶこともあるようです。

 

御神酒をお供えするタイミングには、お正月、厄除け、結婚式のお祝い、初宮参り、七五三、地鎮祭などがあります。

 

御神酒は神社や神宮での祭礼後に、その場でいただくこともありますが、瓶の御神酒をいただいて持ち帰ることもあります。

また、清酒ではありますが、御神酒として販売されているお酒もあります。

 

 

御神酒に使われるお酒とは?

御神酒の種類御神酒に使われるお酒は、本来は「白黒醴清(しろくろれいせい)」と呼ばれる、白酒(しろき)、黒酒(くろき)、醴酒(れいしゅ)、清酒(せいしゅ)の4種類をお供えするのが正式とされています。

白酒(しろき):糀と蒸した米と水で作った醪 もろみ を醸造した濁酒(どぶろく)

黒酒(くろき):白酒に植物 の枝を灰にして加え、灰色に着色したもの

醴酒(れいしゅ):一夜酒ともいわれ、蒸し米に米糀を加えて一晩寝かせた甘酒のようなもの

清酒(せいしゅ):「すみざけ」ともいい、日本酒

ということです。

しかし、この4種類を揃えるのが困難であるため、現在この4種類を揃えているのは伊勢神宮や出雲大社、皇室などの限られた場所のみとなっています。

そのため、神社や家庭の神棚などでは清酒(日本酒)1種類のみを御神酒としてお供えするのが一般的となっています。

 

また、その地で造られているお酒を御神酒としてお供えすることもあり、地域によっては焼酎やワイン、果実酒などが使われることもあります。

例えば、ぶどうの産地である山梨県の一宮浅間神社ではワインがお供えされています。

また、福岡県の太宰府天満宮では、菅原道真公が梅を愛していたという伝説から、梅酒が御神酒として使用されています。

 

元々は神社や氏子が御神酒を造っていましたが、現在は酒税法によってお酒を造ることが一般では禁止されてしまったため、伊勢神宮など一部の神社や神宮では清酒の醸造免許を取得して今も御神酒を造っています。

 

 

御神酒を飲むことはできる?

注がれる御神酒お供えの後にいただくことで利益を受けるというところまでが御神酒のため、もちろん飲むこともできます。

 

ただし、初詣や厄除けで御神酒をいただく際にはマナーや作法があります。

神様からご利益をいただく御神酒ですので、きちんとマナーや作法を押さえていただくように心がけましょう。

 

御神酒をいただく際のマナーや作法

神社や神宮で御神酒をいただく際には、以下の流れでいただきます。

 

  1. 神職(巫女)が御神酒を注ぎに来たら、一度だけ手を叩く(礼手、らいしゅ)
  2. 盃を両手で持つ(親指を上に、他4本の指は下に添える)
  3. 御神酒を注いでもらう(盃を動かさないように注意)
  4. 神職の発言を待ってから、御神酒を三口に分けて頂く
  5. 盃の口をつけた場所を親指、人差し指、中指の3本で拭く
  6. 盃を戻す

 

ただし、地域によって細かいマナーや作法が異なる場合があります。マナーや作法がわからない場合には、他の参拝者に聞くなどしてください。

 

瓶の御神酒のいただき方

先述のように、御神酒は神社や神宮でその場でいただくだけではなく、瓶に入った御神酒をいただいて持ち帰る場合もあります。

自宅に持ち帰った御神酒をいただく際に、細かなマナーや作法はありませんが、神前にお供えした御神酒であることには変わりはありませんので、神様への感謝を持っていただくようにしましょう。

 

持ち帰った御神酒をいただくタイミングも特に決まってはいませんが、持ち帰った当日は一番ご利益があるという説もあります。

また、何か悪いことが起こった日に、神様からのご利益を頂戴するという意味で、御神酒をいただくということもあるようです。

 

普段日本酒を飲まないという方や妊娠中の方で、御神酒を飲むことができずに困っているときには、料理酒として使う方法もあります。

御神酒としていただきますが、一般的には清酒が使用されていますので、日本酒を使った料理に活用できます。

 

日本酒の活用レシピは、以下の記事でご紹介していますので、御神酒を料理酒として使用する際はぜひご参考にしてください。

 

 

おわりに

初詣や結婚式など、神様にまつわる祭事の際にいただくことのある御神酒は、神様からのご利益を受けられるお酒です。

御神酒をいただく際には、マナーや作法を守ってご利益を受け取ってくださいね。

沢の鶴のお酒についてはこちら

沢の鶴はおかげさまで創業三百年

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
The following two tabs change content below.