父の日のおつまみレシピ10選。日本酒に合う料理で感謝を伝えよう
父の日には「日本酒」と「手作りおつまみ」で感謝の気持ちを伝えてみませんか?日本酒は大きく4タイプに分けられ、それぞれに個性があります。相乗効果が期待できる「おいしい組み合わせ」で楽しい晩酌の時間を演出しましょう。手軽に作れる10のレシピを紹介します。
父の日におすすめの日本酒はこちらで紹介しています!
Contents
父の日は日本酒に合うおつまみを作ろう!
近年、日本酒は「料理の引き立て役」から、料理とお酒の相乗効果を狙った「ペアリング」を楽しむものとして注目されています。父の日は日本酒と相性のよい「手作りおつまみ」でお父さんをもてなしましょう。
お酒をおいしくする組み合わせ
日本酒は大きく4つの種類に大別され、それぞれ相性のよい料理が異なります。
- 薫酒(大吟醸・吟醸酒)
- 爽酒(生酒・普通酒・本醸造酒)
- 醇酒(純米酒)
- 熟酒(熟成酒・古酒)
「薫酒」は華やかな香りと軽快な味わいが特徴です。旨味や風味が強い料理よりも、刺身や天ぷらなどの素材を生かした料理がよく合います。
「爽酒」は爽やかでスッキリとした味わいのお酒です。香りはおだやかで、和洋中と幅広いジャンルの料理にマッチするのが魅力でしょう。特に、冷奴やそばなどの「あっさり系おつまみ」との相性は抜群です。
「醇酒」はお酒自身の旨味やコクが強いため、料理にも同等のバランスが求められます。肉料理や煮込み料理などに合わせましょう。
「熟酒」は個性が強く、熟した果実やナッツのような独特の香りや味わいがあります。風味が強い料理や珍味との相性がよく、脂の多い料理ともおいしく合わせることができます。
パパッと作れる簡単おつまみレシピ
愛情たっぷりの手の込んだ料理もよいですが、晩酌が待ちきれないお父さんには、10分程度で作れる簡単おつまみを用意しましょう!夕食に「あと一品欲しい…」というときにもおすすめです。
タコキムチ

※レシピの画像はイメージです
タコキムチには甘口の日本酒がよく合います。発酵食品である「キムチ」にはアミの塩辛の旨味が凝縮されており、純米酒系の「醇酒」との相性が抜群です。
タコには疲労回復を助けるタウリンが豊富に含まれているため、お疲れ気味のお父さんにぴったりの食材です。
材料(3人分)
- ゆでダコ:100g
- キュウリ:1本
- キムチ:50g前後
- ごま油:大さじ1
- 塩・白ごま:適量
手順
- ゆでダコは乱切りに、キムチは粗みじん切りにする。
- キュウリはヘタを落とし、一口大にする。
- ボウルに材料と調味料(ごま油・塩)を入れてしっかり混ぜ合わせた後、ごまをふって器に盛りつける。
カリカリ梅とニラの冷奴

※レシピの画像はイメージです
おつまみの定番中の定番といえば「冷奴」です。父の日は、梅・ニラ・ごま油を使って、風味豊かな「変わり冷奴」を作ってみましょう。合わせる日本酒は軽快で爽やかな大吟醸・吟醸酒の「薫酒」や、生酒・本醸造酒の「爽酒」がおすすめです。
材料(3人分)
- 豆腐:150g
- ニラ:1/2束
- カリカリ梅:3~4個
- ポン酢・ごま油:各大さじ1と1/2
- ネギ・鰹節:適量
手順
- カリカリ梅は種を取り、粗く刻んでおく。
- 小口切りにしたニラをごま油でサッと炒め、皿に盛りつける。
- ニラの上に食べやすい大きさにカットした豆腐をのせ、梅・ネギ・鰹節・ポン酢をかける。
アサリの酒蒸し

※レシピの画像はイメージです
アサリの旨味が凝縮された出汁まで味わえる「アサリの酒蒸し」は、居酒屋でもダントツの人気メニューです。吟醸酒や大吟醸酒などの「薫酒」と一緒に堪能しましょう。
アサリは煮過ぎると身が硬くなるため、口が開いたら火を止めて蒸らすのがポイントです。
材料(3人分)
- 砂抜きしたアサリ(大):1パック
- 日本酒:大さじ2
- ネギまたはアサツキ:適量
- しょうゆ:お好みで
手順
- アサリは砂抜きをし、流水で擦り洗いをする。
- フライパンにアサリを入れ、日本酒を注いで中火にかける。
- 貝の口が開いたら火を止めて2分間蒸らし、皿に盛りつけてネギやアサツキを散らす。
マグロのユッケ

※レシピの画像はイメージです
刺身をコチュジャンだれに漬け込んで、生卵を添えるだけの簡単おつまみです。マグロやカツオなどの「赤身の魚」には、すっきりした味わいの日本酒よりも、芳醇でコクのある純米酒などの「醇酒」がマッチします。
材料(3人分)
- マグロのサク:150~200g
- 卵黄:1個
- しょうゆ:大さじ1
- コチュジャン・ごま油・酒・砂糖・ニンニク:各小さじ1
- 細ネギ・白ごま:適量
手順
- 調味料はボウルに入れて混ぜ合わせておく。
- 5mmの短冊切りにしたマグロと調味料を手早く混ぜた後、冷蔵庫で約30分寝かせる。
- 生卵をのせ、細ネギと白ごまを散らす。
※レシピの画像はイメージです
シンプルながら素材の味が楽しめる「茹でアスパラのマヨネーズ添え」。旬のアスパラは栄養たっぷりで、お父さんの健康も気遣えます。爽快で香り高い吟醸酒や大吟醸を組み合わせましょう。
材料
- アスパラガス:お好みの量
- 塩:小さじ1
- マヨネーズ:適量
手順
- アスパラガスは根元の固い部分を切り落とし、ピーラーで薄く皮をむく。
- 鍋にたっぷり湯を沸かし、塩とアスパラガスを入れて1分半~2分程茹でる。
- 水にさらしてから水気をきり、皿に盛りマヨネーズを添える。
お肉や魚介の粋なおつまみレシピ
肉や魚介類を使ったおつまみは食卓の主役です。「混ぜる・炒める・煮込む」の3パターンのレシピを紹介します。下準備に手間がかかるおつまみもあるため、時間配分を考えながら作りましょう。
牛すじとダイコンの煮物

※レシピの画像はイメージです
居酒屋の人気メニューの一つです。じっくりと煮込むことで味がしみ込み、ダイコンも牛すじもトロトロになります。味がしみ込みやすいように、こんにゃくは手でちぎりましょう。ふくよかな香りとコクのある純米酒などの「醇酒」を組み合わせると、互いの長所が引き立ちます。
材料(3人分)
- 下ゆでした牛すじ:約400g
- ダイコン:1/3本
- こんにゃく:1枚
- だし汁:500cc
- 酒:大さじ3
- 砂糖:大さじ2
- しょうゆ:大さじ3
- みりん:大さじ1
- サラダ油:適量
手順
- ダイコンはいちょう切り、下ゆでしたこんにゃくと牛すじは一口大にし、サラダ油を熱した鍋で炒める。
- だし汁・酒を加え、沸騰したら砂糖・みりんを加えて弱火で20分間煮込む。
- ダイコンに火が通ったらしょうゆを加え、煮汁が少なくなるまで煮込む。
エビと菜の花の炒め

※レシピの画像はイメージです
海鮮類は生で食べるのもよいですが、旬の野菜と一緒に炒めるのもおすすめです。ニンニクやごま油の香りが食欲を刺激し、お酒がどんどん進みます。
素材本来の味を楽しむために、味付けはできるだけシンプルにするのがポイントです。日本酒は香り高い大吟醸・吟醸系の「薫酒」を合わせてみましょう。
材料(3人分)
- 下処理したエビ:9尾
- ホタテ:6個
- 菜の花:1束
- 薬味(ネギ・ニンニク・ショウガ):適量
- 塩・ごま油・水溶き片栗粉:適量
- 油:適量
手順
- ホタテは厚みを半分に切り、エビと一緒に下ゆでする。
- 菜の花はサッと塩ゆでする。
- 薬味を油で炒めた後、材料を入れて炒め、塩・ごま油・水溶き片栗粉で仕上げる。
豚の角煮

※レシピの画像はイメージです
甘辛いタレと柔らかく煮込んだ豚肉のコントラストが楽しめる「豚の角煮」。濃厚でこってりとした味わいは、力強く深みのある古酒などの「熟酒」がぴったり合います。
手間のかかる料理に見えますが、意外と手軽にできる点もおすすめしたい理由です。
材料(3人分)
- 豚バラ肉のかたまり:600g
- スライスしたしょうが(チューブでも可):1片
- 長ネギの青い部分:1本
- 水:400㏄
- 日本酒:200㏄
- 砂糖:大さじ3
- しょうゆ:100㏄
- サラダ油:適量
- 飾り用のネギ・糸唐辛子:適量
手順
- フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を入れて焼き色をつけ旨味を閉じ込める。
- 好みの厚さに切ってから、しょうが・長ネギ・水・日本酒と一緒に鍋に入れ、火にかける。沸騰したらアクをとる。
- 砂糖・しょうゆを加え、落し蓋をして弱火で40分煮る。
- 皿に盛り、ネギ・糸唐辛子を散らす。
鶏肉とダイコンの煮物

※レシピの画像はイメージです
鶏の旨味が凝縮した「鶏肉とダイコンの煮物」は、鶏肉の油をすっきりとさせてくれる本醸造、生酒などの「爽酒」と相性のよい家庭料理です。
長時間火にかけるとダイコンが煮崩れするため、切り口の角を削る面取りは欠かせません。早めに火を止めて、余熱でゆっくり味をしみ込ませるのもよいでしょう。
材料(3人分)
- 骨付き鶏肉:6本
- ダイコン:1/3本
- だし汁:400cc
- 日本酒:大さじ3
- しょうゆ:大さじ2
- みりん・砂糖:各大さじ1と½
- オリーブオイル:適量
- 薬味ネギ:適量
手順
- ダイコンは面取りをし、食べやすい大きさにカットする。
- 鶏肉の両面をオリーブオイルで焼いた後、ダイコン・だし汁・砂糖を入れて煮込む。
- しょうゆ・みりんを加えて煮汁が少なくなるまで煮る。
椎茸の肉詰め

※レシピの画像はイメージです
コロンとしたかわいい見た目ながら、「椎茸の深い風味が味わえる!」と評判のレシピです。軸を刻んでミンチに混ぜ込むことで、独特の歯ごたえが楽しめます。純米酒などの「醇酒」と一緒にいただきましょう。
ダイコンおろしとポン酢を添えるほかに、砂糖と醤油で甘辛く煮詰める方法もあります。
材料
- 椎茸:9枚
- 合いびき肉:150~200g
- 卵:1個
- すりおろしたショウガ:適量
- 塩・こしょう:適量
- サラダ油・片栗粉:適量
- ダイコンおろし・ポン酢:お好みで
手順
- 合いびき肉に調味料と卵、みじん切りにした椎茸の軸を入れてよく混ぜる。
- 片栗粉をまぶした椎茸に1を詰めた後、肉を下にして油をひいたフライパンに並べる。
- 肉に火が通るまで両面を焼いたら、皿に盛りつけてダイコンおろしとポン酢をかけ、お好みで、刻んだ大葉も一緒にどうぞ。
まとめ
日本酒を選ぶときは、銘柄や価格だけでなく「料理とのバランス」を考えましょう。軽やかな薫酒・爽酒には素材の持ち味を生かした料理、しっかりとした味わいの醇酒・熟酒には風味の強い料理を合わせるのが基本です。
父の日はお父さんの好みを事前にリサーチし、日本酒×おつまみのペアリングを楽しんでもらいましょう。選んだお酒に合うように、薬味やソースのアレンジを変えてみるのもおすすめです。
父の日におすすめの日本酒はこちらで紹介しています!

酒みづき編集部

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