2018.12.05日本酒を知ろう

「純米酒」とは?原料や味わいの特徴とおすすめの飲み方

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純米酒とは

日本酒は、一定の要件を満たすと「特定名称酒」として、吟醸酒、純米酒、本醸造酒等に分類されます。その中で「純米酒」とは、米と米麹、水だけで造られた日本酒のことを指します。日本酒にあまり詳しくない方でも、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回はそんな純米酒に焦点を当て、味わいの特徴や製法、さらにおいしい飲み方をご紹介します。

純米酒とは?

日本酒は、製造の過程で醸造アルコールが添加されるものと、されないものに区別できます。アルコール添加がなく、米と米麹、水だけが原料のお酒が、「純米酒」です。特定名称酒のうち、米の旨味や深いコクをもっとも味わえる日本酒といっても良いでしょう。
純米酒はさらに、精米歩合や製造方法、香味などで細かく名称が分かれています。

純米吟醸酒・純米大吟醸酒

「吟醸造り」で造られた純米酒のことを「純米吟醸酒」、「純米大吟醸酒」と呼びます。より精米した白米を低温でゆっくりと発酵させることで、「吟醸香」と呼ばれる特有の香りを持つように造る製法が、吟醸造りです。

ただ、純米吟醸酒・純米大吟醸酒と名乗る場合は、精米歩合に条件が定められています。
純米吟醸酒の精米歩合は、60%以下。純米大吟醸酒の精米歩合は、50%以下に規定されています。つまりは、純米大吟醸酒の方が、より多く米を磨いて造られるお酒ということです。

特別純米酒

「特別純米酒」とは文字通り、特別な製法で造られた純米酒です。特別な製法と定義されていますが、実はその製法に明確な基準はありません。代表的なものには「長期低温熟成」「木槽しぼり(新酒をしぼる際に、木製のしぼり機を使用する)」などがあります。また、原料の米が「有機米のみ使用」、「山田錦100%使用」といった場合でも、特別な製法として認められています。

「特別な製法」は酒造の裁量に任されている分、その酒造の特徴が出やすい面があります。また、特別純米酒と名乗るには、なぜ「特別」なのかが分かるようにラベルに表示しなければなりません。特別純米酒を見つけた際にはラベルに注目してみると、その酒造がどのようなことに力を入れているのかが分かり、お酒選びの参考になるかもしれませんね。

純米酒のおいしい飲み方

純米酒のおいしい飲み方純米酒の特徴が分かったところで、その楽しみ方を見てみましょう。ここでは、純米酒の魅力とおすすめの飲み方をご紹介します。

さまざまな温度帯で楽しむ

純米酒の魅力のひとつとして、さまざまな温度帯で楽しめることがあげられます。

純米酒は、15~20度の「涼冷え(すずびえ)」、10~15度の「花冷え(はなびえ)」などの冷酒、常温(冷や)でもおいしく楽しめます。
さらに、お燗は30~35度の「日向燗(ひなたかん)」から、35~40度の「人肌燗(ひとはだかん)」、40~45度の「ぬる燗」、45~50度の「上燗(じょうかん)」まで、さまざまな温度帯でそれぞれ違った一面を見せてくれるお酒です。
気候や料理に合わせて、いろいろな温度帯で味わってみてください。

常温~ぬる燗で米の旨味を味わう

多彩な飲み方がある純米酒ですが、純米酒の一番の特徴である米の旨味を味わうのなら、常温~ぬる燗の温度帯をおすすめします。少し温まっていることで、アルコールの体内への吸収が緩やかになり、体に負担が少ないのもメリットです。
まずは常温やぬる燗で米の旨味を感じていただき、その後、いろいろな温度帯を試してみるのがおすすめです。

純米酒は食中酒にぴったり!

純米酒は食中酒にぴったり純米酒は米と水だけで造られていますので、お米に合う料理全般にマッチします。和食はもちろん、中華料理や洋食、肉料理、魚料理などあらゆる料理との相性が良い日本酒です。

また、先ほどお伝えしたようにいろいろな温度帯で楽しむことができる点も、料理に合わせやすいポイントです。ぜひ食中酒として、純米酒を楽しんでください。料理とお酒がお互いを補いあって、素敵なマリアージュに出会えるはずです。

おわりに

今回は純米酒について詳しくお伝えしました。純米酒は米と水だけで造られた、とてもシンプルな日本酒です。原料がシンプルなだけに、お米の味わいをストレートに感じることができます。また、いろいろな温度帯で楽しめることや、合わせる料理が幅広いことも純米酒の特徴です。この機会にぜひ、日常酒として純米酒を楽しんでみてくださいね。

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酒みづき編集部

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