公開日: 更新日: 日本酒に合うおつまみレシピ

あたたかい日本酒を味わおう!ぬる燗や熱燗に合う簡単おつまみ

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煮るだけ!あぶすき鍋

【画像のレシピ:煮るだけ!あぶすき鍋】

日本酒は、冷酒・常温・燗酒と、さまざまな温度で楽しめるお酒です。
特に寒くなると、ぬる燗や熱燗などのあたたかい日本酒が飲みたくなりませんか?
あたたかい日本酒を楽しむなら、お燗にぴったりのおつまみも用意したいところ。そこで今回は、ぬる燗や熱燗に合う簡単おつまみをご紹介します。

あたたかい日本酒でほっこりしよう♪

「あたたかい日本酒=熱燗」もしかしたら、そんなイメージを抱いている方が多いかもしれません。
実は、あたたかい日本酒(燗酒)は、温度によって呼び方が変わります。
熱燗(あつ燗)は、50度~55度に温めたお燗を指します。ぬる燗は、40度~45度のお酒のこと。その他にも、人肌燗(ひとはだかん)、上燗(じょうかん)などさまざまな呼び方があります。

【温度別の呼び方についてのコラムはこちらから】
日本酒の「冷や」と「冷酒」の違いは?知っておきたい温度別の呼び方

温めて飲むなら、味わいが芳醇な日本酒が最適です。中でも酸味やアミノ酸(旨味)の多いものがぬる燗・熱燗にぴったり。純米酒や本醸造酒は、温めて飲むとおいしい種類です。特に生酛(きもと)造りの純米酒は、燗酒にとても向いています。

【生酛(きもと)造りについてのコラムはこちらから】
「生酛(きもと)造り」ってどんな製法?「山廃仕込み」との違いとは

逆に味わいが軽やかでフルーティーなものは、燗酒にはあまり向いていません。種類でいうと、吟醸酒や生酒が当てはまります。

ぬる燗や熱燗に合う!簡単おつまみレシピ

1.煮るだけ!あぶすき鍋

元々は精進料理ですが、少し濃い目の味付けにすることで、おつまみとしてもおいしくいただける「あぶすき鍋」。油揚げのすきやきが語源です。今回は、冬が旬の長ねぎと水菜を入れたレシピです。

作り方は、簡単。はじめに油揚げをザルに入れ、お湯をサッとかけて余分な油を落としておきます。長ねぎ、水菜は食べやすい大きさにカット。油抜きをした油揚げは四角に切ります。
鍋に、めんつゆとカットした具材を入れます。市販のめんつゆはメーカーによって濃さが違うので、水の量は味をみながら調整してください。火が通るまで煮たら、できあがり。

旬の野菜は、甘味や旨味、栄養価が豊富なのが特徴です。特に長ねぎは、冬が一番柔らかく、煮込むと溶けるようにおいしくなります。
野菜と油揚げの旨味が詰まったあぶすき鍋は、熱めのお燗にぴったりの一品です。

2. トローリ濃厚!白子のショウガ煮込み

白子のショウガ煮込み
白子は、下処理が大変だから、居酒屋さん限定のおつまみ……と思っていませんか?実は、ご自宅でも簡単に白子のおつまみができるんです!
まず、白子を軽く水洗いして汚れを取ります。水気を切り、食べやすい大きさにカットしてから、湯通し。10秒ほどでサッとあげるのがポイントです。
湯通しした白子を氷水につけて、身を引き締めます。これで下処理は完了です。

次に、鍋にしょうゆ、砂糖、日本酒、日本酒と同量の水、千切りにしたショウガを加えます。煮詰めてから、下処理をした白子を入れ、サッと茹でたら完成です!長時間煮込むと煮崩れしてしまうので、早めに鍋からあげ、ネギを散らします。
濃厚な白子と甘辛いタレが相まって、お燗のコク・旨味をより深めてくれます!

3. さくさく!レンコンチップ

レンコンチップ
レンコンも冬が旬の野菜。ビタミンCが豊富で免疫力アップに期待ができるため、風邪をひきやすい冬にはぴったりの食材です。

作り方は、はじめにレンコンを薄くスライスします。スライサーを使うのもOK。
薄くスライスしたレンコンを一度酢水にさらしておきます。レンコンの水気を取ったら、小麦粉を薄くまぶし、180度程に熱した油で揚げます。こんがりきつね色になったら取り出し、塩をまぶして完成です。

お好みで青のりをまぶしたり、カレー粉をまぶしたりしてもおいしくいただけます!さくさくとした食感がやみつきに。レンコンの甘味が、お燗のおいしさを引き出してくれます。

おわりに

今回は、あたたかい日本酒に合うおつまみをご紹介しました。
燗酒は、少し手間がかかりますが、日本酒の良さが出る湯せんがおすすめ。旨味が出て、日本酒本来の味わいを楽しむことができます。
また、日本酒を少し料理に加えてみるのもポイントです!旨味が増して、より一層お燗に合うおいしいおつまみができあがります。

おいしい燗酒とおつまみで、寒い季節を楽しみましょう。
※レシピの画像はイメージです

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