甘酒で夏バテ対策!「飲む点滴」と言われる甘酒の効果とは?
近頃、「飲む点滴」として甘酒がブームになっています。
「夏バテにいい」「美容や健康にも効果的」といった話を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
実際、甘酒の市場規模はで約4倍にも膨んだことからも、客観的に、世間の甘酒への関心度が高まっていることがわかります。
そこでこの記事では、その甘酒に含まれる栄養素や、夏バテ予防を始めとした体へのさまざまな効果などについて詳しく解説していきます。
Contents
甘酒の種類
甘酒はいくつかの種類に分けられ、その種類によって作り方やアルコールの有無、効果などが異なります。ここでは、甘酒の種類を3つに分けて解説します。
酒粕甘酒
酒粕甘酒は、酒粕をお湯で溶いて加熱し、砂糖を加えた甘酒です。
酒粕にはアルコールが含まれているので、酒粕甘酒にも微量にアルコールが含まれます。
米麹甘酒
米麹甘酒は、米と米麹を原料にして作る甘酒です。
米麹がお米のデンプンを糖化して、味に甘味が出ます。市販の米麹甘酒には砂糖や香料などが加えられていますが、アルコールは含まれていません。
玄米甘酒
玄米甘酒は、白米ではなく、玄米を米麹で糖化させて作られます。玄米にはビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているので、体にも良いと注目されています。
米麹甘酒と同様にアルコールは含まれていません。
今回は、酒粕甘酒について詳しくご紹介いたします。
酒粕甘酒に夏バテ予防効果はある?
酒粕甘酒で特に注目されているのが夏バテ予防効果です。
睡眠改善の効果
暑さのためなかなか寝付けずに、睡眠不足に陥りがちになり、それが夏バテにつながることがあります。そういったときには酒粕甘酒がおすすめです。
ライオン株式会社と筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の共同研究により、清酒酵母には睡眠の質を高める作用があることが確認されました。
また、臨床試験の結果から、清酒酵母を摂取すると、目覚めたときに「疲れが取れる」「眠気が取れる」などの効果も得られることがわかっています。
熱中症予防効果
熱中症とは、暑さで体内の水分や塩分(ナトリウムなど)が不足してしまう状態のことです。酒粕甘酒は熱中症予防にも効果的です。
長時間の運動などで汗をかく場合には、環境省の「熱中症環境保健マニュアル2018」にて、熱中症対策として「100mlあたり40~80mgのナトリウムが含まれる」飲料を口にするのが良いとされています。甘酒には100mlあたり60mlのナトリウムが含まれているので、熱中症予防には適した飲料といえます。
ナトリウムの他、甘酒には以下のような栄養素も豊富に含まれています。
・ビタミン類(B1、B2、B6)
・食物繊維
・ミネラル
・ブドウ糖など
なお、すでに江戸時代には、甘酒は夏バテ防止に効く飲み物として飲まれていたようです。
便秘の予防・解消
甘酒にはレジスタントプロテインという食物繊維が豊富に含まれています。この食物繊維が腸を活性化するので、便秘解消に効果があります。
また、甘酒を継続して飲み続けると腸内環境も整えてくれます。
甘酒と美容健康の関係は?
昨今、甘酒は肌への効果や、ダイエットの効果も期待され、人気が高まっています。
ここでは、美容や健康に関する甘酒の効果について、解説します。
満腹感が得られる
甘酒に含まれるブドウ糖には血糖値を上げる作用があるので、すぐに満腹感を覚え、食べ過ぎを防いでくれる効果があります。
甘酒は高カロリーと思われがちですが、実際のカロリーは麹甘酒も酒粕甘酒も100mlあたり約81kcalです。
ご飯一杯分(150g)のカロリーが約252kcalなので、食事のときはご飯の量を減らしながら甘酒を飲んで摂取するカロリーを調整することができます。
ただし、甘酒には糖質が多いので飲みすぎには注意しましょう。
栄養が豊富
炭水化物抜きダイエットなど、過度なダイエットは低血糖や栄養不足の心配があるのでおすすめできません。そこで、上述したように甘酒には豊富な栄養素が含まれているので、栄養不足になりにくいという利点があります。
体への負担を心配せずに、3食のうち1食のご飯を甘酒に置き換えるなどできそうです。
肌荒れが心配な方にもおすすめ
甘酒は、肌荒れのケアにも効果的な栄養素が含まれています。
特に効果的なのは、皮膚の合成や新陳代謝に関わるビタミンB2・B6や腸の動きを活性化する食物繊維です。甘酒はダイエットだけでなく美肌にも効果が期待されると記載されているため、興味のある方は試してみてはいかがでしょう。
沢の鶴のおすすめ甘酒を紹介
最後に、沢の鶴で販売しているおすすめの甘酒について紹介します。
「札幌大通はちみつ入り 大吟醸あまざけ」は、純米大吟醸の酒粕から作ったまろやかな味わいの甘酒です。
甘酒ならではの健康や美容にうれしい成分をたっぷりと含み、はちみつを加えているので、砂糖の使用量をひかえています。
まろやかな味わいとすっきりした甘味を、ぜひご堪能ください。
はちみつ甘酒は完売いたしました。
おわりに
甘酒は、夏バテ防止効果や美容、肌荒れ対策にも効果的で、特に夏バテ防止効果は、古くは江戸時代から知られており、その当時からすでに人々に愛飲されていました。
ビタミン類、ミネラル類、食物繊維やブドウ糖など、「飲む点滴」の異名をとるに相応しいほどの豊富な栄養素が甘酒には含まれているため、簡単に栄養価の高いものを摂取したいと考えている方には、おすすめの飲み物といえます。
沢の鶴おすすめの甘酒は「札幌大通はちみつ入り 大吟醸あまざけ」です。純米大吟醸の酒粕から作った甘酒に、はちみつを加えたマイルドな甘酒を、ぜひご賞味ください。
1717年(享保二年)、灘の西郷で米屋の副業としてスタートした沢の鶴の酒造り。「米を生かし、米を吟味し、米にこだわる」酒造りは創業から300年以上も続く伝統です。
これまでにモンドセレクション世界酒類コンクールにて数々の賞を受賞。2007年には10年間連続で最高品質の商品を生産してきた企業に授与される最高栄誉賞(THE CRYSTAL PRESTIGE AWARD)も受賞するなど、日本酒業界において数々の功績を残しています。
沢の鶴はこれからも日本酒文化を大切にしながら、みなさまの毎日の食事がもっと美味しくなるお酒造りを続けていくと共に、このWEBメディア『酒みづき』を通して、より多くの方々に日本酒の美味しさや楽しみ方に関する情報をお届けしてまいります。
沢の鶴コーポレートサイトはこちら
沢の鶴公式オンラインショップはこちら
※お酒は20歳になってから。お酒は楽しく適量を。飲酒運転は、絶対にやめましょう。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児に悪影響を与えるおそれがあります。
最新記事 by 沢の鶴株式会社 酒みづき編集部 (全て見る)
- お歳暮・お年賀に日本酒を贈ろう!お歳暮・お年賀におすすめの日本酒5選 - 2024年11月25日
- 日本酒✕炭酸水で酒ハイを楽しもう!酒ハイの作り方とおつまみレシピ - 2024年11月12日
- 残った日本酒を大量消費するには?日本酒を消費できるレシピ6選 - 2024年11月8日