「”新”杜氏代行からの挑戦状」結果発表!

こんにちは。杜氏代行の森脇と水瀬です。
5月の問題は・・・
「お米」に関する問題でしたね。
たくさんの回答をいただき、ありがとうございました。

今月のプレゼント当選者は・・・

抽選中です!

プレゼント当選者は、現在、厳正なる抽選中!
当選発表は、6月16日。
しばらくお待ちください。

さあ、6月の問題には、もうチャレンジしてくれたかな?
次は、あなたが当選者かもしれませんよ!


5月の問題と解答

Q 問題

実楽地区では5月の始めに山田錦の種まきが行われます。
沢の鶴はお米作り研修として若手社員が田植えや稲刈りといったお米作りを体験します。
私も以前に参加したのですが、お米の成長を体感することで、「より一層、お米を大切にしてお酒を造ろう。」という気持ちが強くなったことを今でも覚えています。
お米作りはお米を育てる土作りから始まるのですが、その土に種籾(たねもみ)をまくのが「種まき」です。

【 問 題 】
稲の育て方にも色々あるのですが、現在主流となっている栽培方法はどれでしょう?
次の3つから選んでお答えください。

  1. 乾いた畑のような状態の田んぼに直接種籾をまく。
  2. 水を張った田んぼに直接種籾をまく。
  3. 育苗箱(いくびょうばこ)と呼ばれる箱に種籾をまき、苗まで育ててから田んぼに移す。

ヒント…種から成長した苗を田んぼに移す作業を「田植え」といいます。

A 答えは...

正解は3.の「育種箱(いくびょうばこ)と呼ばれる箱に種籾をまき、苗まで育ててから田んぼに移す。」です。

苗まで育苗箱で育て、苗を田んぼに移す栽培方法は「移植栽培」といわれます。
一方、田んぼに種籾をまいてそのまま育てる方法を「直播栽培(ちょくはんさいばい)」といいます。
移植栽培では縦60cm、横30cmくらいの育苗箱に種籾をまき、苗代田(なわしろだ)と呼ばれる田んぼに育苗箱を並べていきます。そしてビニールトンネルで覆い、保温します。保温することで早めに苗を育てることが出来ます。
種籾の状態から広い田んぼで育てるより、狭い苗代田の方が保温、水管理、病害虫駆除などがやりやすいので、安定して苗を育てることが出来ます。
また、稲を移植する前に田んぼに水をためておくことで、雑草が芽を出すことが出来なくなり、雑草を防除出来るのも移植栽培のメリットのひとつです。
縄文時代に米栽培が伝来したあと弥生時代までは直播栽培がおこなわれており、種籾を田んぼにまいていました。
乾いた畑のような状態の田んぼに直接種籾をまく方法を「乾田直播栽培(かんでんちょくはんさいばい)」といいます。まいた種籾が鳥に食べられたり雑草の駆除が大変だったりするのですが、近年の農業機械の普及や除草剤の進化によって、乾田直播に取り組む人が増えてきています。
水がある水田に直接種籾をまく方法を「湛水直播栽培(たんすいちょくはんさいばい)」といいます。かつては、このようなまき方をすると発芽不良がおきたり、苗が浮いたりして効率が悪かったのですが、近年の農業関係者の技術開発により直播栽培が可能になりました。
直播栽培は作業時間の短縮や省略のメリットがあるので少しずつ取り組む人が増えてきていますが、まだまだ主流は移植栽培のようです。
山田錦の場合、30~35日位かけて苗が15~18cm位に育ったら、田植えを行います。
6月には実楽地区をはじめ、山田錦の田植えが行われます。
今年も良いお酒が出来るよう、良いお米が育ってくれることを願っております。

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杜氏代行からの挑戦状は、毎月お送りしています。
次は、あなたが当選者かもしれませんよ!