こんにちは。杜氏代行の森脇と水瀬です。
2月の問題は・・・
「水」に関する問題でしたね。
たくさんの回答をいただき、ありがとうございました。
今月のプレゼント当選者は・・・
プレゼント当選者は、現在、厳正なる抽選中!
当選発表は、3月15日。
しばらくお待ちください。
さあ、3月の問題には、もうチャレンジしてくれたかな?
次は、あなたが当選者かもしれませんよ!
今年もよろしくお願いいたします。
実は日本酒の成分では、70~80%が水で出来ています。
各地に代表される日本酒は、地下水や井戸水でお酒を仕込んでいる蔵が沢山有ります。
水は自然の環境により成分が違うので、水の違いにより造り方も変わるので、味わいも変わるのでしょうね。
【 問 題 】
さて、お酒造るための水を醸造用水というのですが、この水に含まれる成分には、日本酒造りに有効とされる成分と有害とされる成分があります。
次の組み合わせのうち、お酒造りに必要(有効成分)とされる成分の組み合わせはどれでしょうか?
ヒント…ダメな成分は、着色を促進させる成分や汚染されている水の成分です。
良い成分は、栄養源となり麹菌や酵母菌の増殖を助けます。
正解は2のカリウム・マグネシウムです。
“カリウム”や“マグネシウム”は、微生物である麹菌や酵母菌の増殖、発酵には欠かせない成分です。他にはリン酸やカルシウムも有効な成分です。これらが少ないと、発酵が弱くなり、うまくお酒にならない場合もあります。
“鉄”や“マンガン”ですが、鉄は日本酒を着色させて、香味も悪くします。マンガンは、
紫外線により変化して着色をうながします。
また、“細菌”や“野生酵母”は汚染されている水になるので、適していません。
これらの醸造用水の成分の含有に関しては、水道よりも厳しい基準になっています。
地下水や井戸水でお酒を仕込んでいる蔵は沢山有りますので、今後も安全に酒造りができるように、自然環境も守っていかなければいけません。
水を浄化させる技術は進んでいますが、技術にたよらない自然な水を使って酒造りをしたいと考えています。日本酒の味の違いは、“水”の違いも有りますので、色々と知ったうえで日本酒を味わってみてはいかがでしょうか。
日本酒で乾杯(#^.^#)/
杜氏代行からの挑戦状は、毎月お送りしています。
次は、あなたが当選者かもしれませんよ!