2018.12.12日本酒を楽しもう

燗酒(ぬる燗や熱燗)は電子レンジもOK?おいしいお燗のつけ方

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燗酒(ぬる燗や熱燗)の作り方
日本酒は、さまざまな温度帯で違った魅力を見せてくれるお酒です。冷酒や常温の日本酒もとてもおいしいですが、冬を迎えるこれからの時期に外せないのが、ぬる燗や熱燗(あつ燗)などの「燗酒」。
自宅で燗酒を楽しむ際、電子レンジで温めても良いのかなど、迷ったことはありませんか?今回は、お燗をおいしくつけるコツや、燗酒に向いている日本酒の種類についてお伝えします。

お燗の温度はどのくらい?

一口に燗酒といっても、実はさまざまな温度帯があることはご存じでしたか?温かい日本酒のことをまとめて「熱燗(あつかん)」と呼ぶ方もいますが、大体5度ごとにその呼び方と味わいが変わります。

・日向燗(ひなたかん、30~35度)
・人肌燗(ひとはだかん、35~40度)
・ぬる燗(40~45度)
・上燗(じょうかん、45~50度)
・あつ燗(50~55度)
・飛びきり燗(55度以上)

 

【温度帯ごとの味わいの特徴については、こちらのコラムをどうぞ】
日本酒の「冷や」と「冷酒」の違いは?知っておきたい温度別の呼び方

おいしいお燗をつけるコツ

ご家庭で燗酒をつける場合、湯煎か、電子レンジで温める方法があります。

湯煎でおいしいお燗をつけるには

湯煎でおいしいお燗をつけるには
燗酒をつける際のベストな方法は湯煎です。 均一に熱が回り、より柔らかい味わいになります。時間も手間も少しかかりますが、ぜひ試していただきたい方法です。

湯煎のポイントは、温度の管理です。火をつけたまま湯煎をする場合、ある一定の温度を超えると一気に日本酒の温度が上がってしまいます。
これを防ぐためには、鍋のお湯が沸騰したらすぐに火を止めることが大切です。

火を止めた状態で日本酒を徳利に入れ、肩までお湯につけます。ぬる燗なら2分半、熱燗(あつ燗)なら3分が目安です。
もちろん、鍋や徳利の大きさ、素材の違いによってこの時間は変わってきますので、あくまで目安としてつける時間は微調整してください。

温度を計るには調理用の温度計が最適ですが、それ以外にも方法はあります。ひとつは、鍋から引きあげた徳利の底を触ってみる方法です。徳利の底に指がふれられて、やや熱いと感じるくらいであれば、45~50度の上燗に仕上がっています。

電子レンジでおいしいお燗をつけるには

湯煎より手軽で、温度管理も簡単なのが電子レンジを使う方法です。最近の電子レンジの中にはオートメニューが備わっていて、ワンタッチで燗がつけられるものも出てきています。

お燗の目安は、1合(180ml)徳利の場合、あつ燗なら約60秒、ぬる燗なら約50秒をおすすめします。
(電子レンジ500Wで常温のお酒を温める場合)

手軽な電子レンジでの燗酒ですが、注意したいのは温度のムラです。電子レンジはその構造上、徳利の上部と下部とで温度差が出てきてしまいがちです。この温度ムラを防ぐためには、マドラーかアルミホイルを使いましょう。
燗酒が出来上がったら電子レンジから出し、飲む前にマドラーで徳利内をひとかきすることで、徳利内の温度ムラが解消されます。
また、徳利の上から3分の1程をアルミホイルで包むことによって、徳利の中の日本酒全体をムラなく温めることができます。ただ、電子レンジの機種によってはアルミホイルが使えない場合もありますので、注意してくださいね。

あたためて広がる日本酒の味わい

あたためて広がる日本酒の味わい
日本酒を温めると、常温や冷酒の際には感じられなかった細やかな味わい、香りがより一層引き立ち、日本酒本来の旨味・コクを最大限に楽しむことができます。

お燗に向く日本酒は、純米酒と本醸造酒

温めるのに向いているのは、純米酒や本醸造酒です。
米や麹の旨味、味わいがダイレクトに感じられる純米酒は、特にぬる燗(40~45度)で、より魅力を発揮します。少し温めることによって香りに華やかさが加わり、飲み口もまろやかに変化します。
辛口の味わいが特徴の本醸造酒は、お燗で楽しむ場合は45度以上の温度帯がおすすめです。温度を上げることでキレの良さが増し、よりすっきりとした辛口に仕上がります。

おわりに

世界各国に数えきれないほどあるお酒ですが、日本酒ほど幅広く細分化された温度帯で楽しめるお酒は、他にないのではないでしょうか。今回は温かい日本酒、燗酒についてお伝えしてきました。日本酒を味わう上で、燗酒の魅力を知らないのは損、と言い切っても良いほど、燗酒は奥深いものです。ぜひ今回の記事を参考に、燗酒の魅力に触れてみてください。

 

燗につけるとよりまろやかに「米だけの酒」

沢の鶴「米だけの酒」は、飲みやすくてやさしい味わいの純米酒です。冷酒や冷や(常温)もおすすめですが、燗につけるとまろやかさが増して、米の旨味がたっぷり味わえます。

「米だけの酒」のお燗がおいしい理由のひとつは、「生酛(きもと)ブレンド」だから。生酛(きもと)とは、日本酒の発酵の元となる「酒母」を手作業で造る方法です。コクがしっかりと残る生酛(きもと)造りのお酒をブレンドすることによって、燗につけるとより旨味が映える味わいになりました。

おすすめのおつまみは、さつまあげやおでんなど少し脂のある練り物。今夜は米だけの酒をお燗につけて、おつまみと一緒にゆっくり味わってみませんか?

沢の鶴「米だけの酒」ブランドサイト

沢の鶴 オンラインショップ 「米だけの酒パック 900ml」商品ページ

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酒みづき編集部

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