2018.12.03日本酒を楽しもう

日本酒の正しい保存方法は?保存時のポイントは紫外線と温度管理

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日本酒の正しい保存方法

日本酒には賞味期限の記載がなく、基本的には長期保存が可能です。とはいえ、保存方法を間違えると酒質が変化したり、風味が損なわれたりする可能性があるため、保存の際はいくつか気を付けていただきたいポイントがあります。
今回は、日本酒の正しい保存方法について詳しくお伝えします。

日本酒の正しい保存方法

まずはどの種類の日本酒にも共通する、保存方法の基本をご紹介します。特に気を付けたいポイントは「紫外線」と「温度」の2点です。

紫外線を当てない

紫外線は日本酒にとって大敵ですので、冷暗所で保存しましょう。日光が当たる場所で保存すると、太陽光や紫外線が原因で発生する臭み「日光臭」が生まれてしまいます。

また、太陽光だけではなく蛍光灯からも紫外線が出ています。直射日光はもちろん、蛍光灯の光にも気を付けましょう。どうしても紫外線が心配だという場合は、新聞紙で瓶を包んで保存すると良いでしょう。なお、紙パックのお酒は紫外線をカットしてくれるため、品質劣化が少ないというメリットがあります。

温度管理をしっかりと

紫外線と同じくらい重要なのが温度です。保存に最適な温度は日本酒の種類ごとに異なりますが、重要なのは高温を避けること。高温で長期保存すると「老香(ひねか)」と呼ばれる劣化臭が発生する場合があります。
また、急激な温度変化も酒質に変化が生じる原因となります。1年を通して室温が一定の場所での保存が理想的です。

なお、ワインはコルク栓の乾燥を防ぐために湿度の高い場所で保存する必要がありますが、日本酒は王冠や金属製のキャップで密閉されていますので、高湿度である必要はありません。逆に、湿気が多いとキャップのサビやカビの原因になりますので注意しましょう。

冷暗所での保存がおすすめの日本酒

冷暗所での保存がおすすめの日本酒次に、日本酒の種類ごとにおすすめの保存場所をご紹介します。

純米酒・本醸造酒・古酒

「生酒」または「生貯蔵酒」とラベルに記載がない純米酒・本醸造酒・古酒は、比較的品質が安定している日本酒です。

できるだけ光が当たらず、温度が低い場所で保存しましょう。冷蔵庫に入れる場合は、冷蔵庫での保存でも問題ありません。

冷蔵庫での保存がおすすめの日本酒

冷蔵庫での保存がおすすめの日本酒生酒や吟醸酒は、冷蔵庫での保存をおすすめします。

生酒

生酒とは、通常2回行われる火入れをまったくせずに容器に詰めた日本酒のことです。加熱処理が行われていませんので、通常の日本酒と比べると酒質が変化するスピードが早く、購入後できるだけ早めに飲んだ方が良いお酒です。

保存する場合でも、温度が高い場所に置いておくと味わい、香りともに品質の変化が早まってしまいます。冷蔵庫での保存が基本と考えてください。

吟醸酒

吟醸酒は精米歩合60%以下に米を磨き、長期低温熟成させた日本酒のことです。吟醸酒のもっとも大きな特徴は、「吟醸香」と呼ばれるフルーツのような華やかな香りです。

吟醸酒を高温で保存した場合、熟成が進みすぎてしまい、吟醸香が損なわれてしまいます。デリケートなお酒ですので、冷蔵庫での保存をおすすめします。

おわりに

今回は日本酒の正しい保存方法についてお伝えしました。せっかく良い日本酒を手に入れても、保存方法や管理方法を間違ってしまったために、酒質が変化してしまっては残念ですよね。今回の記事を参考に、日本酒を正しく保存して、おいしい日本酒をよりおいしく、そしてより長く楽しんでくださいね。

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酒みづき編集部

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