2018.12.26日本酒を楽しもう

日本酒に合う料理はなに?イタリアンや中華料理と合わせるコツ

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日本酒に合う料理

日本酒に合う料理は?と聞かれたら、まず「和食!」と答える方が多いでしょう。日本酒は日本で生まれたお酒ですから、気候や文化土壌を考えても、和食に合うのは間違いありません。しかし日本酒は和食だけにとどまらず、さまざまなジャンルの料理とマリアージュできることをご存じでしょうか?
そこで今回は、イタリアン・中華料理と日本酒の合わせ方について解説します。

日本酒と料理を「合わせる」ための基礎知識

日本酒の味わいは、米の磨き具合や醸造方法などによりさまざまです。
そのバリエーションは、同じお米からできているとは思えないほどに豊かですよね。

日本酒は、香りと味わいによって4タイプに分類できます。

薫酒(くんしゅ)…吟醸酒や大吟醸酒など、花や果実のような香りの立つ、華やかなタイプ
爽酒(そうしゅ)…本醸造酒や生酒、普通酒の中でも、スッキリしてなめらかな、淡麗辛口タイプ
醇酒(じゅんしゅ)…純米酒や生酛(きもと)系の日本酒。甘味や酸味がきわ立つ、力強いタイプ
熟酒(じゅくしゅ)…長期熟成酒や古酒などの日本酒。コクと旨味の凝縮した、どっしりタイプ

この分類は、和食に合わせるときに役に立ちます。
例えば、「淡白な白身魚のお造りには、華やかな香りと清涼感のある薫酒が合いそう」、「ぶり大根の甘辛さには、しっかりした味わいで料理に負けない醇酒を」というように、料理と日本酒のベストな組み合わせを考えるときに便利です。

そしてこの分類は、日本酒を和食以外の料理と合わせるときの参考にもなるのです。

日本酒をイタリアンに合わせるなら

日本酒とイタリアン日本酒は、日本人の大好きなイタリアンでも充分一緒に楽しむことができます。
そこで、日本酒をセレクトする際、どのように選べば良いかをお伝えします。

イタリアンに合わせて日本酒を飲むときは、お猪口(おちょこ)ではなく、ワイングラスで。
気分も変わり、新しい味わい方を知っていただけると思います。

魚介系オードブルには軽めの薫酒・爽酒を

口あたりが軽く、それでいて香りの立つ薫酒や爽酒は、白ワインが合うイタリアンにマッチします。

「カルパッチョ」+「薫酒」

口に含む前から鼻先に香りを感じる薫酒は、カルパッチョにぴったり。オリーブオイルと塩のシンプルさによく合います。

「魚介のマリネ」+「爽酒」

ビネガー感のある料理は、日本酒の得意分野。酸味を壊さず、口の中でまろやかさをアップさせてくれます。

チーズには醇酒を

深く熟成された珍味……例えば奈良漬や鮒寿司などには、負けない強さを持つ醇酒を合わせます。同じようにイタリアンでも、少しクセがあるタイプのチーズには、コクのある醇酒がベストマッチ。
バターやホワイトソースを使ったクリーム系の料理にも、醇酒を合わせるのがおすすめです。

日本酒を中華料理に合わせるなら

日本酒と中華料理日本酒は中華料理にもよく合います。
中華料理では紹興酒が定番ですが、日本酒との組み合わせもおすすめです。

甘みを引き立てる爽酒、香辛料と相性の良い醇酒

爽酒は素材の甘みを生かした中華料理、醇酒は、辛い中華料理と相性の良いお酒です。

「海老の蒸しシューマイ」+爽酒

やわらかく軽い口あたりで、海老の旨味・甘みを楽しめる海老の蒸しシューマイ。同じく軽やかな口あたりの爽酒が合います。

「麻婆豆腐」+醇酒

舌にピリッとくる唐辛子や山椒の辛みは、どっしりした米の味わいがある醇酒で包み込むのがおすすめです。白いご飯に麻婆豆腐が合うなら、日本酒に合わないわけがありません。

濃い味付けには熟酒

中華料理独特の甘辛い味付けの料理には、同じように独特の力強さがある熟酒がぴったりです。

「北京ダック」+熟酒

北京ダックを食べるときは、熟酒の中でも古酒を選び、紹興酒のように少し温めて飲んでみてください。

「トンポーロー」+熟酒

豚肉の脂と、とろりとしたソースがまろやかな食感を生み出すトンポーローは、奥深い味わいの熟酒と合わせるのがおすすめです。

おわりに

最近はイタリアンや中華料理のお店でも、日本酒を提供するところが増えてきました。ご家庭の食卓でも、いろいろな組み合わせに挑戦してみてください。固定観念に縛られず各国の料理に合わせてみることで、日本酒の楽しみ方がさらに大きく広がることでしょう。

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酒みづき編集部

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